こんにちは！タカハシです。
今回は、多くの動画編集者に利用されているソフトウェア「After Effects（アフターエフェクト）」について解説します。
動画編集ソフトは有料のものから無料のものまで様々な種類があるため、初心者の方は何を使えばいいか迷ってしまうのではないでしょうか？
この記事ではAfter Effectsの概要をはじめ、価格や利用プラン、機能などをご紹介します。
初心者の方はぜひご参考ください。
After Effectsとは？動画編集初心者向けに解説！
After Effects（アフターエフェクト）とは、Adobe社が開発した動画編集用ソフトウェアです。
主にモーショングラフィックスやビジュアルエフェクトの制作に用いられ、映像のポストプロダクションにおけるさまざまな作業をサポートするツールとなっています。
動画編集のプロはもちろん、YouTuberやクリエイター、映像編集初心者など幅広い層に利用されています。
After Effectsの価格と利用プラン
動画編集ソフト「After Effects（アフターエフェクト）」の価格は、Adobe Creative Cloudというサブスクリプションベースのプランに含まれています。
利用するためには、月額または年間プランで利用する必要があります。
なお、買い切り（一度の購入で永久的なライセンスを手に入れること）は利用できません。
以下は、After Effectsの一般的な価格の目安です
（※2023年7月時点の情報）
| プラン名 | 概要 | 料金 |
| After Effects単体プラン | Adobe After Effectsのみ利用可能 | 2,728 円/月（税込） |
| Creative Cloudコンプリートプラン | After Effectsを含む20以上のCreative Cloudアプリが利用可能 | 6,480 円/月（税込） |
| 学生・教職員向け | After Effectsを含む20以上のCreative Cloudアプリが69%以上の割引価格で利用可能 | 1,980 円/月（税込） |
| 法人版単体プラン | Adobe After Effectsのみ利用可能 | 4,380 円/月（税込）（1ライセンスあたり） |
| 法人版コンプリートプラン | After Effectsを含む20以上のCreative Cloudアプリが利用可能 | 9,280 円/月（税込）（1ライセンスあたり） |
After Effectsの価格は、利用するプランや期間、地域によって異なりますので、Adobe公式ウェブサイトや正規の販売代理店を通じて最新の料金情報を確認することをおすすめします。
また、学生や教育機関向けに割引プランが用意されている場合もあるので、スクールに通う方はそれらの価格もチェックしてみると良いでしょう。
動画編集ソフトAfter Effectsでできること
ここでは、動画編集ソフトAfter Effects（アフターエフェクト）でできる主な作業や機能を挙げてみます。
①モーショングラフィックスの制作
After Effectsでできること１つ目は、モーショングラフィックスの制作です。
動画編集におけるモーショングラフィックスとは、静止画像やテキストにアニメーションや動きを加えることを言います。
例えば、動画のオープニングタイトルやエンディングのアニメーション、ロゴアニメーション、キャラクターアニメーションなどが一例として挙げられます。
デザインとアニメーションの融合によって、クリエイティブで表現豊かな映像を制作することができます。
②ビジュアルエフェクトの作成
After Effectsでできること２つ目は、ビジュアルエフェクトの作成です。
動画編集におけるビジュアルエフェクト（Visual Effects、VFX）とは、映像に特定の視覚的な効果を加える技術や手法のことです。
一例として、爆発、火、煙、水しぶきなどのリアルな特殊効果や、背景や建物、景色などの架空の環境をCGIで作成することができます。
撮影時には実現が難しい、または不可能なものを後から映像に合成することで、映像作品のクオリティを向上させるだけでなく、物語をより派手で魅力的に表現することができます。
動画編集における重要な要素ですので、初心者の方は身につけておきたいテクニックです。
③映像の合成
After Effectsでできること３つ目は、映像の合成です。
After Effectsでは複数の映像素材を組み合わせて合成し、新しい映像を作成することができます。
例えば、グリーンスクリーンなどを使って背景を合成したり、映像の一部分を切り抜いて他の映像と合成したり、物体や小道具を後から映像に合成することができます。
合成作業は、After Effectsで映像のレイヤーを重ねたり、透明度を調整したり、マスキングを行ったりすることで行われます。
リアリティのある映像を作成したり、クリエイティブな表現を行ったりする上で重要な作業です。
④カラーグレーディング
After Effectsでできること４つ目は、カラーグレーディングです。
動画編集におけるカラーグレーディングとは、映像の色調やトーンを調整し、特定のビジュアル効果や雰囲気を作り出すプロセスを言います。
色相、彩度、色温度などのパラメータを調整したり、コントラストや明暗を調整したり、フィルターや効果を適用させるなどの作業があります。
カラーグレーディングを行うことで、
- 映像の雰囲気やスタイルを強調する
- ストーリーテリングをサポートする
- 映像の統一性と一貫性を保つ
などの効果があります。
⑤オーディオの編集
After Effectsでできること５つ目は、オーディオの編集です。
動画には話し声、環境音、効果音、BGM、ナレーションなどさまざまな音声要素が含まれることがありますが、After Effectsなどの動画編集ソフトでは、それらの音声や音楽を加工・編集することができます。
例えば、
- 映像に含まれる不要なノイズ（雑音）の除去
- 音声や音楽の音量調整
- クロスフェード（異なる音楽や音声をスムーズに切り替えるために重ねること）
- エコー、リバーブ、イコライザーなどのオーディオエフェクトの追加
- BGMや効果音の追加
などの作業があります。
オーディオの編集は映像編集において非常に重要な要素であり、クオリティの高い映像作品を制作するために欠かせない作業です。
⑥モーショントラッキング
After Effectsでできること５つ目は、モーショントラッキングです。
動画編集におけるモーショントラッキングとは、映像の中の特定のオブジェクトやポイントの動きを追跡し、それに合わせて他の要素を動かす技術や手法のことを指します。
応用例としては、以下のようなものがあります。
- キャラクターの顔や体に特殊エフェクトを合成する
- 動く車や機械にテキストやロゴを合成する
- テキストやグラフィックを背景に合わせて動かす
- カメラの動きに合わせて画像を合成する（カメラトラッキング）
モーショントラッキングは、リアリティを向上させたりクリエイティブな演出を加えるための重要な技術です。
⑦ビデオスライドショーの作成
After Effectsでできること７つ目は、ビデオスライドショーの作成です。
ビデオスライドショーとは、複数の静止画や映像を連続して再生し、それにBGMやオーディオ、テキストなどを加えた動画作品のことを指します。
家族の思い出や旅行の写真、イベントの記録などを美しくまとめるために使われることが一般的です。
また、ウェディングやバースデーパーティー、プレゼンテーションなどの特別なイベントでもよく利用されます。
ビデオスライドショーはシンプルな構成でありながら、写真やイメージを美しく演出することができます。
静止画の動きと音楽の相乗効果により、感動的な映像作品を制作することができますので、初心者の方は覚えておきましょう。
After Effects（アフターエフェクト）を使って動画編集のスキルを向上させよう！
今回は、動画編集ソフトAfter Effectsの価格や利用プラン、機能などをご紹介しました。
数ある編集ソフトの中でも、After Effectsは特に人気の高いソフトです。
初心者からプロまで幅広く使われておりますので、迷ったらまずは無料の体験版で使い心地を試してみてもいいと思います。
なお、初心者が使い方をマスターするためには動画編集スクールに通うのがおすすめです。
スクールでは実際の現場に立つプロが基本操作から実践で使えるテクニックまで教えてくれることがありますので、After Effectsの機能を存分に活かした動画編集が可能になります。
以下の記事では、初心者が動画編集スクールに通うメリットを詳しくご紹介しておりますので、気になる方はぜひご参考ください。
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