動画編集のカラーグレーディングテクニックを初心者向けに解説!

こんにちは!タカハシです。

動画編集初心者が、動画のクオリティを上げるためのテクニックとしてよく挙げられるのがカラーグレーディング

カラーグレーディングとは、映像の色調やトーンを調整し、特定のビジュアル効果や雰囲気を作り出すプロセスのことを言います。

上手く行えば動画のクオリティが格段に上がること間違いなしですが、初心者の場合どのようにすればいいか分からずに困ってしまうことも多いのではないでしょうか。

この記事では、カラーグレーディングを行う目的や、具体的な技法について解説致します。

目次

動画編集でカラーグレーディングを行う目的

カラーグレーディングを行う目的

動画編集をする際、カラーグレーディングを行うことによって、映像に鮮やかさやメリハリを与えて視聴者の興味を引きつけることができます。

ここでは、カラーグレーディングを行う目的を具体的に解説いたします。

①雰囲気や感情の演出

動画編集でカラーグレーディングを行う目的1つ目は、雰囲気や感情の演出です。

カラーグレーディングでは、映像の色調を変えたりフィルターやスタイルを追加する作業をします。

それによって、動画に特定の雰囲気や感情を与えることができます。

例えば、動画の一部のシーンをよりダークで重厚な雰囲気にすることで視聴者に感情的な表現を伝えることができますし、明るく鮮やかな色合いを強調することで、視聴者にとって印象深い動画にすることができます。

②ストーリーテリングのサポート

ストーリーテリングのサポート

動画編集でカラーグレーディングを行う目的2つ目は、ストーリーテリングのサポートです。

ストーリーテリングとは、視聴者に意図したメッセージや物語を伝えるプロセスのことを言います。

例えば、映像全体のビジュアルスタイルを調整することで「この動画はどんなテーマなのか」ということを伝えることができますし、背景をぼかしたり暗くして主要な被写体を引き立たることで、「何が主役なのか」ということを伝えることができます。

動画編集の目的は、メッセージを伝えることが第一です。

ストーリーテリングをより強化するためにも、初心者の方はカラーグレーディングを必ず覚えておきましょう。

関連記事:動画編集におけるストーリーテリングのコツを解説!

③映像の一貫性の確保

動画編集でカラーグレーディングを行う目的3つ目は、映像の一貫性の確保です。

通常、1つの動画には複数のシーンやカメラアングルがあります。

カラーグレーディングを行わずに複数の映像をそのまま使うと、動画に一貫性がなくなり、ちぐはぐな印象を視聴者に与えてしまいます。

初心者の方が動画を作って「なんだかクオリティが低い」と感じる原因の1つでもあります。

別々の映像を使用する場合も、色合いやトーンを統一することで、視覚的なつながりを持たせてシーン間の切り替わりがスムーズになります。

動画全体が一つの統一されたストーリーとして見えるようになるため、印象がかなりアップします。

関連記事:初心者がクオリティの高い動画編集をする方法

動画編集におけるカラーグレーディングの技法

動画編集におけるカラーグレーディングの技法

ここでは、動画編集におけるカラーグレーディングの主な技法を3つご紹介します。

初心者の方はぜひご参考ください。

①色調補正

動画編集におけるカラーグレーディングの技法1つ目は、色調補正です。

色調補正とは、色相・彩度・色温度などのパラメータを調整して映像の色合いを調整するプロセスのことです。

一般的な技法として、

  • 暖色系や寒色系の設定
  • モノクローム効果の追加
  • 色彩の飽和度の調整

などが挙げられます。

例えば、暖色系の色調補正を加えることで動画に温かみを与えることができますし、寒色系の色調補正を加えることで冷たい雰囲気を与えることができます。

適切な色調補正によって、視聴者の感情や印象に訴える映像を作り出すことができますので、動画編集初心者の方は覚えておきましょう。

②コントラストと明暗の調整

コントラストと明暗の調整

動画編集におけるカラーグレーディングの技法2つ目は、コントラストと明暗の調整です。

コントラストとは、映像の明るい部分と暗い部分の差や、色相の鮮明さを表します。

一般的な技法として、

  • 明るさや影を強調する
  • ハイライトやシャドウの強度を調整する

などが挙げられます。

コントラストが大きくなることで、映像により奥行きや立体感を与えたり、重要な要素を強調することができます。

例えば、背景を暗くすることで主要な被写体を引き立たせたり、特定の色や物体を鮮明にすることで視聴者の目を引くことができます。

③フィルターや効果の適用

動画編集におけるカラーグレーディングの技法3つ目は、フィルターや効果の適用です。

フィルターや効果は、動画に特定の視覚的な雰囲気やスタイルを与えるために使用されます。

動画編集における一般的な技法としては、

  • モノクロームフィルターを使う
    →映像がモノクローム(白黒)になり、クラシカルな雰囲気を演出できる
  • ぼかしフィルターを使う
    →映像の一部をぼかしたり、フォーカスを当てることができる
  • スローモーションエフェクトを使う
    →映像の再生速度を遅くして、他の部分より強調することができる

などがあります。

これらは、映像の印象や感情的な表現を強化することに役立ちます。

しかし動画編集初心者の方は、フィルターや効果を多用しすぎてしまう傾向にあるため注意が必要です。

過剰に使ったり映像に合わないものを使うことによって、視聴者に見づらいという印象を与えることもあるため、適切に使うことを心がけましょう。

動画編集初心者が効果的なカラーグレーディングを学ぶ方法

動画編集初心者が効果的なカラーグレーディングを学ぶ方法

今回解説したように、動画編集におけるカラーグレーディングは、映像のビジュアル表現において重要な役割を果たします。

そのため初心者は必ず身につけておきたいテクニックですが、技法は数多くありますので、独学で学ぶのは少し難しいかもしれません。

そこでおすすめなのが、動画編集スクールに通う方法です。

動画編集のプロから教わることができれば、実際の現場で使われているような技法を効率的に身につけることが可能です。

また案件を紹介してくれるスクールであれば、実践形式で収入を得ながら学ぶことができます。

以下の記事では、初心者がスクールで通うメリットをより具体的に解説していますので、ぜひご参考ください。

関連記事:初心者が動画編集スクールに通うメリット5選

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